サウナ後の小休憩、見ていた雲が消えた。

週末。
サウナ→水風呂→小休憩、
このサイクルに自身をロックすることで得られる身体/心の開放感に身を委ねていた。

https://note.com/tsukasa_ichinose/m/m9427bf6d581d

非常に気持ちが良い。

小休憩、僕はベンチで休むよりかは「寝転び湯」みたいなゾーンにいるのが好き。
そこはまさに仰向けになって寝転べる場所で、頭だけ乗せられる台があるところ。
下にはほんの数cmだけチョロチョロとお湯が流れていて、背中だけがわずかに温かい。

僕は基本的には寝転び湯にいるときは目を瞑る。
そうすると自分の肌や肉、骨の感覚はなくなり、
自分が血管というパイプと、それらを束ねているふわふわしたネットワークだけになったような気分になる。
この感じが非常に気持ちが良いから、僕は大抵、目を瞑る。

しかし、今日は違った。
いつもと違って、今日は午前中にサウナに行ったこともあって、目は開けていた。
そして、施設の屋根の向こうから見える綺麗な水色に目を凝らしていた。

空を一望できるわけではない。
施設の屋根、あるいは他の柵などに視界を狭められ、カクカクした奇妙な額縁に空の色が収まっている。

今日は非常に天気が良い。
額縁の中心部にふわふわっとした雲、大きいのと小さいのが1つずつあった。
それだけ、あとは全て水色。
Lacosteの水色がすごくマッチしそうな天気。本当に綺麗な水色だった。

雲は穏やかに動いていた。
小さい雲に大きな雲が近づいていく。

そして、これが今日、一番面白いと思ったことなんですが、
あるタイミング、ある瞬間で
「1つになったな」と思えるときが来るんですよね。

最初は、2つのものの距離が近づいている、だけにしか見えない。
しかし、あるタイミング、まるで「以前・以後」と切り分けられるような、一つになる瞬間が存在したような気がした。

もうそう見えてしまってからは、今見える雲がもともと2つだったなんて想像もさせないような様相を呈しています。
この不思議に見入っている僕は、完全に目を瞑っているときと変わらない小休憩を過ごしていた。

今日は静かだ、目を開けていても人の通りが多くないので集中しやすい。

おやおや、雲が徐々に薄くなっていっているような。
やっぱりそうだ。雲がどんどん消えて行こうとしていた。

もう小休憩は終えて、次のセットを始めても良いのだけれど、この雲の消滅だけは見届けてからにしようと思った。

目の限界でしょうか、薄すぎる雲は開け続けた目には映りにくいらしい。
もう消えたように一度見えるのですが、瞬きすると、まだ残っている雲を見ることができた。
何度も何度もまばたきをして、本当に僅かな白を見ようとしていた。
コードギアスのルルの気分。

ちなみに、「もう消えちゃう」と思い始めてからの時間は意外と長かった。
ロングテールというか、やはり世界はそういうもんなのかなと。

やがて綺麗さっぱり、雲は無くなった。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/na547d20c3f12
公開日: 2022-07-26 17:00