カッコいい革靴に履き慣れず、足が死ぬほど痛いけれど、ぎこちなく歩くのは格好悪いので、涼しい顔で新宿を闊歩している。

憧れのタッセルローファーを買いました。
この先10年、20年と付き合っていけるほどの、紛れもなく一級品の。
今はまだ2回しか履いてない。これからも大切に、大切に、履いています。

ただ、大切にすることと、過保護にすることは違う。
過去に履いてきた革靴でしっかりお勉強させてもらいました。
僕がしたいケアをするのではなく、靴が求めるメンテナンスをして、長く付き合っていきたいと思う。

さて、こちらの革靴、見た目の雰囲気はイタリア靴のようなシャープな印象がありますが、作りは完全に英国風。
要するに、革が硬い。
この手の靴はいわゆる「慣らし」が必要と言われている。
1-2h程度の外出で、少しずつ革に足を馴染ませていくのです。

https://note.com/tsukasa_ichinose/m/m9427bf6d581d

しかし、そんな革靴のためにわざわざ1-2h程度の外出をするなんて、普段丸一日出るか、丸一日でないか、でやらしてもらってる僕としては到底できることではない。

それで、この前初めて、革靴を履いて、丸一日過ごしたわけであるが、案の定、死んだ。

そして今日は2回目の革靴を履く日でした。
朝はね、正直少し自信があったんですよ。
靴擦れもすっかり治った僕は、踵が前より強くなったんじゃないかと思えたから。
なんとなく踵の皮膚が厚くなった気がして、履き始めのローファーなんかに負けないんじゃないかと。

そんなことあるわけないですよね。

ちゃんと、死亡です。
前回は左足が激しく痛かったが、今回は右足が超絶痛い。
あぁ、痛い。そのことしか考えられない。

意識がぶっ飛びそうです。
絆創膏持っとけばよかった。

それでも僕は今、非常に涼しげな顔をしている。
いや、涼しげな顔をしている努力をしている。
極めてポーカーフェイスを貫いている。

要は、良い靴を履きこなせてないと思われたくないんですね。
だから僕は、自分の体に鞭打って、実に涼しげな表情で今、新宿を闊歩しているのです。

仕事のメールが入って返信の文章を考えているんです、
的な雰囲気を出しながらこの文章を書いているのです。

なぜ文章を書いているかって?
痛いから何かで紛らわせたいからに決まってるじゃないですか。

あぁ、少し冷や汗が出てきた。
眉間にどうしても皺がよる。

痛いの痛いのとんでいけ。

痛いの痛いのとんでいけ。

俺の足、もうどうにでもなってしまえ。


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/nb1267f1841cc
公開日: 2022-08-19 17:00