思い出の測り方

その思い出がどのくらい楽しかったかを定量的に測る1つのアプローチとして、**「逆を数えてみる」**なんていかがでしょう?

要は、どのくらい楽しかったかを測るために、その思い出のなかで、つまらなかったことを挙げてみる。そして、詰まらなかったことの少なさを確認することで、楽しさを測るのだ。もちろん、これだけでわからないことも沢山あるとは思うが、これだけでもわかることがある気もする。

https://note.com/reitsuzuki/m/m9427bf6d581d

先日、早朝まで友人らと一緒に過ごした。久しぶりのメンバーがハプニング的に偶然揃い、本来想定していた終了時間を大幅にオーバーして朝まで歌い明かしてしまった。これらの状況、楽しい思い出だったに違いないが、それを先ほどのアプローチで説明することもできる。

そう、面白くないことが1つしかなかったのだ。

・・・

次の曲に、Adoさんの『新時代』がセットされた。曲がかかった瞬間から、女性陣が気持ち良さそうに歌い始めた。

Adoさんの曲はとても盛り上がる。さっき『唱』も歌った。確かに、Adoさんの曲は女性からしてもキーが高かったり、歌いこなすのが難しい曲かもしれない。とはいえ、上手に歌うとかそんなことを気にしなくなった深夜にはピッタリ。

飲めや歌えやで、気づけばラスサビの頃にはみんなで楽しく大合唱状態になっていた。

信じたいわ この未来を
世界中全部 変えてしまえば 変えてしまえば

このときふと、「なんでこんなにも僕らは新時代を一生懸命歌うのだろう」と冷静になった。

そして、これは"願い"なんだと思った。

要は、信じたいから歌っているのだ。

日常とは、ガラスの球体のこと。外の世界や未来を見ることはできるが、手を伸ばそうにも、このガラスが邪魔で仕方がない。それでも、もしかしたら、みんなで力を合わせて大声で歌ったら、いつかこのガラスが割れることがあるかもしれない。あのとき、そんな僕らの願いがAdoさんの歌詞に集約されていたような気がした。

だから僕たちは必死に、一丸となって、狭いダンスホールで狂乱していたのだ。僕は朦朧とした頭のなかでうっすらと感動すら覚えていた。

信じよう。

いつか描いた未来は絶対にいつか来るんだ。

果てしない音楽がもっと届くように
夢を見せるよ 夢を見せるよ

この時、1人の男性の先輩が手を口に添えながら、一言、叫んだ。

「何時代!?何時代なのー!?」

新時代だ

え…。

さむ。

ぜんっぜん面白くないんだけど。

どういうロジックのフリなんだこれは。

日常というガラスが硬質性を取り戻した瞬間を見た。

・・・

というわけで、久しぶりのカラオケオールはすごく楽しかった。

またあのメンバーが集まることはないだろうな。

https://youtu.be/1FliVTcX8bQ?si=KXWm8V3xN-LXoohU


元記事URL: https://note.com/reitsuzuki/n/n3828b1f15917
公開日: 2023-12-11 18:00